2016年2月18日木曜日

【Windows 10】グループ ポリシーでデバイス ドライバーの自動更新をブロックする

そもそもなんでドライバーの自動更新をブロックする必要があるのか?事情は様々だと思いますが・・・当方の場合は以下のような事情があります。

当方が使っている 8570w には HP 3D DriveGuard という機能が搭載されており、以下のような動作をします。
  1. LCD を開いている際に、センサーが大きな衝撃を検知するとハードディスクのヘッドを退避させる。
  2. LCD を閉じている状態では、センサーがわずかな移動にも反応してハードディスクのヘッドを退避させる。
この機能はデバイスマネージャーの HP Mobile Data Protection Sensor というセンサーによって実現されています。

一見するとよさそうな機能なのですが、ハードディスクのヘッドが退避しているということはその期間一切ディスクにアクセスできないということになります。

出荷時の Windows 8 ではそれでもうまく動作してくれたのですが、Windows 10 ではハードディスクにアクセスできない状態が続くと、ブルースクリーンが出てクラッシュし再起動してしまいます。いわゆる BSOD です。

そこでこの HP Mobile Data Protection Sensor を無効化する必要があります。ただ、残念ながらこのデバイスはデバイスマネージャーから無効にすることはできず、無効化するにはドライバーごと削除するしかありません。

問題が発生・・・

Windows 10 ではそれより前の Windows とは異なり、デバイス ドライバーを含むすべてのアップデートが強制されるように仕様変更されています。

簡単な操作では Windows Update によるドライバーの更新を止められないということです。

一応マイクロソフトから Windows Update によるドライバーの自動更新をユーザーが選択してブロックできるツール (Hide Update) が出ているのですが、どうも当方の環境ではこれが機能していないようです。

OS を再インストールするまではこのツールでブロックできていたのですが、再インストール後はこのツールで Hide しても勝手にインストールされるようになりました。

理由はわかりません。このツールが出たのはだいぶ前なので OS の仕様変更があって機能しなくなった・・・?わかりませんが、ともかく困るのは確かなので何とかする必要があります。

今回は、グループ ポリシーを使ってみることにします。使い方は、階層が深く頻繁な操作は面倒なものの、いたって簡単です。

グループ ポリシー エディタで自動更新をブロックする

グループ ポリシーを利用できるのは Windows 10 Pro/Enterprise 版となります。Home 版では利用できません。ほかの方法をあたる必要があります。

やり方は以下の通りです。

グループ ポリシー エディタを開く。スタートメニューをクリックし、gpedit と入力すると見つかるはず。
Computer Configuration>Administrative Templates>System>Device Installation>Device Installation Restrictions と辿る。
Prevent installation of devices that match of any these device IDs をダブルクリックし開く。
Enabled を選択し、Show をクリックする。
自動更新をブロックしたいデバイスのハードウェア ID をコピー・ペーストして OK をクリックする。

あとはドライバーを削除するだけです。

デバイスのハードウェア ID を確認する方法

デバイスのハードウェア ID は以下画像のようにデバイス マネージャーから確認できます。


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