ラベル UEFI の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル UEFI の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年3月15日火曜日

レガシー・CSM・UEFI Native モードでインストールした Windows はそれぞれどのモードで起動できるか?

使っている機種についてのただのメモ書きです。ほかの機種ではどうか知りません。

今使っている HP EliteBook 8570w には、BIOS 設定で選べるブートのモードが以下の 3 種類あります。
  1. Legacy
  2. UEFI Hybrid (with CSM)
  3. UEFI Native (Without CSM)

Legacy でインストールした Windows 10

Legacy はデフォルトです。

Fast Boot はできません。

Windows システム情報で確認すると、当然 BIOS モードはレガシになっています。

Legacy でインストールした Windows 10 そのままの状態で、BIOS 設定を UEFI Hybrid に変更しても問題なく起動出来ました。

UEFI Native モードに変更した場合は無理です。

UEFI Hybrid (With CSM) でインストールした Windows 10

CSM (Compatibility Support Module) モードは、従来方式との互換性も維持しながら UEFI の機能を利用する方式のようです。

Fast Boot が選択できるようになります。

このモードを選択した状態で Windows 10 をインストールすると、Legacy モードでインストールした場合と同じになりました。

Windows システム情報で確認すると、BIOS モードはレガシになっています。

UEFI Native に切り替えると起動できなくなります。

UEFI Native (Without CSM) モードでインストールした Windows 10

レガシーな起動方式との互換性を切り捨てたモードです。

Fast Boot に加え、セキュリティを高める Secure Boot も選択できるようになります。

この機種では、このモードを選択した状態で Windows 10 をインストールした場合のみ、UEFI モードになるようです。

Windows システム情報で確認すると、BIOS モードは UEFI になっています。

UEFI Hybrid (With CSM) に切り替えた場合は普通に起動できました。

Legacy は無理です。

2016年2月13日土曜日

GPU が UEFI GOP 対応ってどういうことなんだろう?

基本的に以下はとりあえずのメモ書きみたいなものなのであんまり信用しないでください。

UEFI というのはPC の OS とデバイスのファームウェアの間の入出力を規定する規格で、従来この用途で使用されていた BIOS の置き換えとして登場したわけですが、今回話題にする GOP (Graphics Output Protocol) というのはその UEFI のグラフィックス出力に関する部分です。

要するに GOP というのは、PC で映像を表示するのに従来使用されていた方式である VGA を置き換える方式として登場したようです。

従来の VGA BIOS は OS が起動してからもそのまま使用されることがありましたが、GOP は OS が起動するまで用だそうです。つまり OS が起動中の画面や、esc や f10 とかを押して入る設定画面、メーカーのロゴなどの表示用ということなんでしょう。

用語について

ウィキペディア英語版によれば UGA (Universal Graphic Adapter) という類似の概念もあるようです。

UEFI 分野では、従来方式の VGA を VGA BIOS、VBIOS いう異称で呼ぶ場合もあるようです(インテルのサイトなど)。

ただし、グラフィックスのファームウェアを VBIOS という場合もある模様。例えば、「GOP 対応版の VBIOS」とか言ったりする。

オプション ROM というのは要するに BIOS に対して、GPU とか HDD とかのファームウェアのこと。

違いは?誰得?

Secure Boot を利用するには、グラフィックスが GOP に対応していることが必要になるそうです。

Secure Boot は UEFI 2.2 から定められていて、起動毎にファームウェアや OS の署名がチェックされ、それらが改変されていないことを検証してくれるそうです。

なお OS も対応している必要があります。Windows では Windows 8 以降が対応しています。

Secure Boot はその名のとおり起動段階のセキュリティです。OS を改ざんしてしまうようなマルウェア対策にはなるかもしれませんが、起動後に実行されるようなマルウェアとかには効果はないでしょう。

副作用として、署名のない OS とかは起動できなくなります。Linux などを起動できなくするための仕様では?という批判もあるぐらいで、一般ユーザーにはあんまりメリットはないような気がします。なおほとんどの PC では無効に設定できます。

マイクロソフトは Windows 10 プレインストールモデルでは Secure Boot を出荷時に必須としているようです。ただし Windows 10 のデスクトップ版(ノートブックとかも含めた普通の PC 用と思われる)では無効に設定できるようにしてもいいが、モバイル版では無効にできるようにしてはならないとしているようです。

セキュア ブートの概要
セキュア ブートの無効化
Fedora 18 UEFI Secure Boot Guide Edition 18.4

Fast Boot はその名の通り、起動を早くしてくれるオプションで、GOP では従来の VGA に比べて起動時間を短縮できるような工夫がされているためか、GOP に対応していることが必要なようです。

なお、ベンダーによって呼称はまちまちなようで、Fast と Ultra Fast があって、前者は GOP に対応していなくても可能だが、後者は GOP が必須、などといったマザーボードもあるようです。

UEFI GOP に対応したグラフィックスを UEFI に対応していないマザーボードで利用できるか?

GOP と 従来の VGA の両方をサポートする実装も想定される。

ほとんどの場合、GOP に対応したカードは従来の VGA もサポートしているため利用可能。

交換可能なグラフィックスのファームウェアの署名

ちょっと古いですが、UEFI フォーラム公式の資料によると以下のようにあります。

Who should sign the GOP image on add-on graphic cards? 
GOP driver image will need to be signed and authenticated in
order to support secure boot. On mobile platform, signing
is obviously platform vendor’s but not graphic vendor’s
responsibility. However, for add-on graphic cards, who
should be signing remains a question. 
We believe it should be graphic card vendor’s responsibility,
otherwise, it will create a huge business impact if an addon
card needs different platform vendors to sign for
different platforms. Distribution of the public key is a
problem, however.

グラフィックスのファームウェアの署名は、グラフィックスを交換できないモバイル機器の場合では、PC の製造元の署名になるが、あとから追加交換できるようなグラフィックスの場合では、グラフィックス カードのベンダーの署名になるとのことです。

2016年2月8日月曜日

【Windows 10】UEFI Native モードでのブート時間は?

Windows 10 を UEFI モードでインストールしてみた結果です。

今回は HP EliteBook 8570w という機種にインストールしてみました。この機種の BIOS 設定画面には以下の 3 つの選択肢があります。
  • Legacy
  • UEFI Hybrid (With CSM)
  • UEFI Native (Without CSM)

今回は UEFI Native (Without CSM) に設定しています。プライマリーの HDD および PXE 以外からのブートを無効にすることで起動時間を短縮する Fast Boot も有効にしています。Secure Boot は有効にしていません。



Fast Boot について

Fast Boot は プライマリーの HDD および PXE 以外からのブートを無効にすることで起動時間を短縮するオプションです。UEFI をサポートしていても、対応していないモデルもあります。

対応している機種でも、DriveLock パスワードを設定していたり、HP ProtectTools ユーザーが存在すると選択できなくなったりします。

後者は HP ProtectTools というユーティリティをインストールすると自動的に設定されてしまうようです。



Secure Boot について

セキュア ブートは UEFI Native を有効にした場合のみ利用できます。UEFI に対応していても、対応していないモデルもあります。

UEFI Native での起動時間は?

さて、電源を入れると、いきなり HP のロゴが出て起動する感じになります。Windows の青いロゴは出ません。これは視覚的にわかりやすいのですぐに気づけます。

ストレージは東芝の MQ02ABD100H という SSHD を使っています。大体最初の時計表示などがあるログイン画面までの起動時間は 20 秒弱といったところです。



ちなみに Fast Boot を無効にした状態とは違い "Press the ESC key for Startup Menu" などのメッセージは表示されませんが、電源投入直後に BIOS 設定画面にアクセスすることはできます。ただし、かなり短い間に esc や f10 などのキーを押す必要があります。受付時間はかなり短いので、起動時から押しっぱなしにしないととりこぼされてしまいます。

ちょっと気になった点があるとすると、レガシーの時に比べて BIOS 設定画面が出るまでの時間が相対的にかなり長い感じです。ま、頻繁に設定を変える必要はないでしょうから問題ないでしょう。

これで再起動が必要な場合のイライラは若干軽減されたのは事実だと思います。といっても、いろいろと Windows 10 での環境も安定してきた感じで、あんまり再起動が必要なことはなくなってしまいましたが。

当然ながら、起動してからは特に効果はありません。OS を再インストールするのには 1 時間ほど必要でしょうから、時間が貴重な方でしたら、OS 再インストールにかかる時間と UEFI Native ブートで節約できる時間を天秤にかけてみてください。

もっとも、OS を再インストールするとなればデータを移行して設定をやり直す必要がありますので、もっと時間はかかるかもしれません。また逆の観点から言うと OS のインストール中は常に操作が求められるわけではないですから、実質的な時間はそこまで必要でもないという人もいるかもしれません。

レガシーの場合はどんな感じだったか?

電源を入れると、まず HP のロゴが数秒出て、それから Windows の青いロゴが出て起動していく感じでした。別に遅いとは感じませんでしたが、UEFI Native の時よりは断然遅いです。