WIndows 7 や WIndows 8/8.1 のユーザーなら WIndows 10 の発売後 1 年間は無料アップグレードができるわけですが、果たして本当にアップグレードすれば幸せになれるのかどうか。いろいろな人が疑問を抱いていると思います。
ズバリいうと、WIndows 10 にアップグレードするのはデスクトップ PC なら大して問題はないと思います。
ノート PC の場合はかなり微妙です。というのも、Synaptics のポインティングデバイスは古いモデルだと、Windows 10 が勝手に当ててくれるドライバーでは使えないことが多いと思います。
当方の 8570w は 2012 年から 2013 年に販売されていたモデルで、Windows 8 プレインストールのそれほど古いモデルではありませんが、Synaptics のポインティングデバイスのドライバーはデフォルトでは使用できず、手動で Windows 8.1 用の古いドライバーをインストールする必要がありました。
他のメーカーのノート PC でも検証してみましたが、やはり Synaptics のドライバーは手動で古いものを当てる必要がありました。
でも Windows 10 ではデバイスドライバーは強制的に Windows Update で更新される仕様で、無効にすることはできません。特殊なツールを使う必要があります。基本的なポインティングデバイスがまともに動かない OS なんて、初心者にアップグレードを勧めたら恨まれること間違いなしです。
自分が無償アップグレードした感想としては、思っていたよりもはるかにこのデバイスドライバー周りの不具合が多かったです。Windows Update が不適合の新しいドライバーをあててしまう・・・自分で元に戻す・・・再起動・・・最初に戻るというループが一番大変でした。いったい何度再起動したかわかりません。
この辺は、Windows 10 プレインストールモデルなら問題ないでしょう。
というわけなので結論。
- PC トラブルが好き。トラブルを解決する作業を楽しめる。
- 根気良く何度も再起動したりする時間が苦にならない。
- 予備の PC を持っている。
といった人はアップグレードすればいいと思います。そうでなければ 1 回インストールだけしてライセンス認証を紐づけしておき、元のまともに使える Windows を使ったほうがいいでしょう。
あなたの貴重な時間を Windows 10 のバグフィックスに捧げる覚悟はありますか?
それあっての無償アップグレードです。
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