2016年1月28日木曜日

東芝の *SSHD* MQ02ABD100H を買ってみた

昔やっていたヤフオクのキャンペーンの関係で、ヤフーの期間限定ポイントがあったのと、ヤフープレミアムの解約引き留めポイントがもらえることになったので、ヤフーショッピングで内蔵用ストレージを買ってみました。

今使っているハードディスクは日立の 7K750 500 GB で遅いディスクではありません。OS が立ち上がってしまってからの動作には不満はないのですが、500 GB という容量がいっぱいになりつつあるのと、Windows 10 は不具合が多く再起動する機会も多いので起動時間に不満がありました。

いろいろ悩んだのですが、買ったのは東芝の SSHD MQ02ABD100H というモデルです。


個人的な決め手としては、2015 年に発表されたばかりの比較的新しいモデルだということもあります。HDD には、2010 年ごろの古い設計のモデルも結構ありますので。
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/company/news/news-topics/2015/01/04_storage-20150106-1.html


普通の HDD と見た目はほとんど同じです。



SSHD とは?

要するに SSD と HDD のハイブリッドのような製品です。

約 8 GB のフラッシュメモリーをキャッシュ用として搭載しています。HDD のどこのデータをキャッシュするかなど、すべて SSHD が判断します。逆に言うと、自分でこれはよく使うからキャッシュする、とかいうことはできません。

OS の起動に毎回必要なデータなど、使用頻度の高いデータがキャッシュされるようにファームウェアが自己学習して制御してくれるようです。

フラッシュメモリーは不揮発性で電源を落としてもデータがある程度の期間は保持されるわけなので、起動が早くなることは期待できます。

ちなみにフラッシュメモリーには一部の HDD 上に存在するデータがキャッシュされるというだけで、すべてのデーターは基本的に HDD 上に存在しているそうです。

フラッシュメモリーは書き換えごとに劣化していくわけですが、それについても配慮されているそうです。

OS からは普通の 2.5 型フォームファクターの HDD のように扱えます。 

詳しくは、東芝の公式サイトを見てください。

仕様

MQ02ABD100HMQ02ABF050H
基本仕様
インタフェースSerial ATA 3.0 / ATA-8
インタフェーススピード6.0 Gbit/s , 3.0 Gbit/s , 1.5 Gbit/s
記憶容量1 TB500 GB
論理データブロック長 ( HOST )512 B
論理データブロック長 ( DISK )4,096 B
環境対応RoHS Compatible
NAND型フラッシュメモリタイプMLC
NAND型フラッシュメモリサイズ8 GiB
動作仕様
バッファサイズ64 MiB
回転数5,400 rpm
平均回転待ち時間5.56 ms
エラーレート1 per 1014 bits read
電源要件
電圧5 V ±5 %
消費電力 ( Read / Write )3.30 / 3.00 W Typ.
消費電力 ( Low Power Idle )0.75 W Typ.
エネルギー消費効率 / 区分名0.000750 / H0.00150 / E
寸法
高さ9.5 mm7.0 mm
69.85 mm
長さ100.0 mm
重量117 g Max.92 g Max.
環境特性
温度 ( 動作時 )0 to 60 ℃
温度 ( 非動作時 )-40 to 65 ℃
湿度 ( 動作時 )8 to 90 % R.H.
湿度 ( 非動作時 )8 to 90 % R.H.
高度 ( 動作時 )-300 to 3,000 m
高度 ( 非動作時 )-300 to 12,000 m
振動 ( 動作時 )9.8 m/s2 { 1.0 G } ( 5 to 500 Hz )
振動 ( 非動作時 )49 m/s2 { 5.0 G } ( 15 to 500 Hz )
衝撃 ( 動作時 )3,920 m/s2 { 400 G } ( 2 ms half sine wave )
衝撃 ( 非動作時 )8,820 m/s2 { 900 G } (1 ms half sine wave )
騒音
アイドル 25 dB19 dB
シーク 25 dB21 dB

使用した感想

この際なので、Windows 10 は UEFI モードでクリーンインストールしておくことにしました。

さすがにまだ何も入れていないので起動は明らかに速いです。ハイエンドの SSD 程ではないですが、並みの mSATA SSD に近いといっていいでしょう。電源ボタンを押してから 30 秒かかりません。ただ、それ以外のソフトのインストールなどは特別早いわけではありません。何度か再起動していると起動が早くなるようです。

今のところベンチマークなどは行っていません。


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