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2016年9月9日金曜日

HP EliteBook 8560w/8570w + 新版 GeForce GTX 965M【MXM-A】

小型な MXM-A サイズの新型 GeForce GTX 965M を 8560w と 8570w につけてみました。


8560w と 8570w はどちらも LVDS 接続の FHD 液晶です。

カードの VBIOS は 84.06.52.00.27 というものです。

手順

特に書くことはありません。

バッキング プレートを 8560w に装着されていた GPU からはがしたものに張り替えて、元通り組み立てるだけです。

使えるが問題大有り

結論から言うとこの組み合わせでどちらも使用することはできました。しかし両方ともグラフィックス ドライバーをインストールするまではバックライトが点灯しません。

一見真っ暗でも液晶表示自体はしているので懐中電灯を画面にあてながら作業はできましたが。



ドライバーが当たった後はバックライト制御も動いたので、何とか使うことができたわけです。

理由は多分 VBIOS が LVDS 液晶をもうサポートしていないのでしょう。eDP の Dell Precision M4800 では普通に起動直後からバックライトは光りましたので。DreamColor 液晶なら eDP なので多分ドライバーが当たる前でも光ると思います(テストしてません)。

もちろんドライバーをインストールするということはあくまでも HDD 上のデータに変更を加えることにすぎないわけですから、ファームウェアからドライバーに制御が渡されるまでの OS 起動中や BIOS 設定画面は相変わらず光らないので懐中電灯が必要となります。

なお、両方ともプラグ アンド プレイでのドライバーのインストールはできず、.inf の書き換え (.inf mod) が必要でした。

テストしてませんが、多分 VGA 出力は作動しないと思います。

8560w + GeForce GTX 965M

Fire Strike は総合スコア約 5000 強、グラフィックス スコア約 6000 といったところです。
一番性能の低いオリジナルの Quadro 1000M に比べれば 6 倍ぐらいになったといえるでしょう。


8570w + GeForce GTX 965M

8560w と性能的に大差ないのでスコアは同じです。挙動もほぼ同じ。

8570w ではブート モードを UEFI Native にすると VGA BIOS に代わって GOP ドライバーが使用されるようになりますが、どちらに設定しても、ドライバーが当たる前においては液晶表示されるもののバックライト点灯しないのは同じです。


2016年6月15日水曜日

【MXM 交換】HP EliteBook 8560w の GPU を Quadro K2200M に交換

8570w より少し古い 8560w でも、Quadro K2200M を使うことはできるようです。

やり方

分解などのやり方は 8570w の分解記事を見てください。8570w と違いはありませんので。

今回使用したカードには、Dell の VBIOS である 82.07.5F.00.09 が入っていました。HP と MSI の VBIOS も試してみましたが、これらでは起動直後から画面真っ黒なままで使用できませんので、入手するなら Dell のカードがいいでしょう。Dell のカードなら、普通に電源を入れれば画面が映りますし Windows も起動します。

ただし、デバイス ドライバーをインストールするには、ドライバー署名の強制を無効にしたうえで、.inf ファイルの書き換えが必要です。動画のようにしてみてください。

ベンチマーク結果

3DMark Fire Strike では 3857 をマークしました。オリジナルの Quadro 2000M と比べれば、約 3.8 倍ぐらいの性能になったといっていいでしょう。




問題 画面の明るさが変更できない

そのままだと、画面の明るさが変更できないようです。方法を検索エンジンで調べると、レジストリを少し書き換える対処方法が中国のサイトに載っていましたので、動画にしておきました。ちなみにこれは 8560w に K1100M または K2100M を装着した際に発生する同様の問題に対しても有効なようです。



2016年4月28日木曜日

HP のノート PC に Dell の AC アダプターをつなげると・・・

1 か月ほど放置している間に地震があったりといろいろありましたが、久しぶりに更新してみたいと思います。

久しぶりに確認してみたらアクセス (PV) は毎日更新していた時よりもどういうわけかかなり増えているようでした。外国の方が多いようですね。英語版作ろうかな?

8560w で他社製 AC アダプターを使えるか

さて本日の話題は、Dell の AC アダプターを HP の PC につなげたら使えるか?という話です。以前もそういう記事を書きましたが、それはあくまでも EliteBook 8570w で検証しただけでした。

今回、検証するのは、8570w と見た目そっくりの前モデル EliteBook 8560w です。え、こんなに見た目そっくりのモデルで挙動が違うの?と思われるかもしれませんが、違ってなかったらわざわざ記事にしたりしません・・・

使ったのは、Dell の 19.5 V/9.23 A (180 W) AC アダプターです。プラグの形状は HP のスマート AC アダプターと同じです。中心に消費電力などの情報をやり取りする ID 端子があり、本体側で AC アダプターの上限能力に合わせた制御が行われるようになっているそうです。「スマート」という名のとおりです。

なお、本体側・スマート AC アダプターともに電圧には 18.5/19.0/19.5 V などがありますが、いずれもプラグ形状は互換性のある物で、極性も同じ、公式にも使いまわしできると記載されているものなので、電圧は関係しないと思われます。

で、その Dell の 180 W アダプターを 8560w に装着してみたところ・・・

バッテリーなしの状態でプラグを接続して電源ボタンを押すと、普通に起動しました。その状態でバッテリーを装着すると、充電されないものの、一応バッテリーは消費されませんでした。

で、その状態でプラグを抜くとバッテリー駆動になるわけですが、ここで再度プラグをつないでも、外部電源は使用されませんでした。どうやら、ID が認識されない外部電源よりバッテリーが優先されるようです。








8570w ではどうなるか

ちなみに 8570w では、Dell のプラグをつなげてバッテリーなしの状態で電源ボタンを押しても、電源インディケーター LED が点滅するだけです。8560w とは違います。どうやら、この辺の年代で HP は互換品を厳格に排除する設計に変更したようです。

プラグをつなげても全く充電も使用もされません。バッテリー駆動している状態とまったく同じです。その状態からバッテリーを取り外すと、電源が即落ちます。

Windows が起動している状態でプラグをつなぐと、HP Hotkey Support の機能で、このスマート AC アダプターは機能していないと表示されます。



2016年3月30日水曜日

HP EliteBook 8570w の IDT High Definition Audio Codec ドライバーを更新する

HP EliteBook 8570w などに搭載されているサウンド ドライバーは IDT 社の High Definition Audio Codec というものです。

8570w 用としては、HP の公式サイトでは Windows 8.1 までのかなり古いドライバーまでしか用意されていません。

Windows 8.1 だとどうか知りませんが、Windows 10 だといろいろとバグっぽい不具合があります。起動直後からしばらくは普通に機能してくれるのですが、色々とやっていると、ヘッドホン端子にプラグを装着しても本体のスピーカーから音が出てしまうとか・・・

IDT は、NVIDIA などとは違い、汎用のドライバーをユーザー直接供給してくれません。

というわけで、初代 ZBook 用のドライバーに更新してみることにしました。ZBook 用としても、Windows 8.1 までなのですが、バージョンはだいぶ新しいようです。

やり方は簡単です。

  1. HP 公式サイトから ZBook 15 Windows 8.1 用ドライバーをダウンロードしてくる。
  2. 普通にインストール。
  3. 再起動。

対応機種に 8570w は記載されていませんが、特に問題なくインストールできました。2014-01-20 の比較的新しいドライバーです。今のところ動作も普通にしているようです。



2016年3月27日日曜日

【CPU 交換】Core i7 3940XM Extreme Edition は動くか?

CPU 交換はどれぐらいまでできるかな?と思って調べてみた際のメモみたいなものです。検証はしてませんのでご注意ください。

8570w/8770w ではどうか?

Core i7 3940XM/3920XM は Extreme Edition という称号が付く最上位プロセッサーです。

 TDP 55 W です。一方、Core i7 3610QM 以上 3840QM 以下は 45/35 W となっています。

8570w の Quickspecs や Maintenance and Service Guide には記載は無いようですが、使えるでしょうか?

ちょっと個人的に引っかかるのは、8560w/8760w では Extreme Edition のプロセッサーも部品リストに載っているのに、8570w/8770w については掲載がないっていうことです。

8570w/8770w 用 BIOS アップデート F.40 (NOTEBOOK - System BIOS Update F.40 for 8770w and 8570w) には
Provides support for the new Intel i7-3940-XM processor.
とあるので、 事前に BIOS をアップデートしておけばできるはずです。やってる人もいますし。
http://forum.notebookreview.com/threads/8560w-gpu-upgrade-use-empty-dvd-slot-to-fit-mxm-3-0b-higher-spec-video-cards.768347/page-4

eBay を見てみると、8770w では Extreme Edition のプロセッサーを最初から搭載している構成もあるようです(インテルのシールの色を見て確認しただけですが)。

eBay では日本円で 40,000 円弱で 3940XM は取引されているようです。自分としては今のところ特にプロセッサーを変えようとは思っていません。というか、プロセッサーを交換するなら、本体ごと交換した方がずっとお得だと思うので。

2016年3月26日土曜日

HP EliteBook 8560w に Quadro K1100M を付けてみたら・・・

Quadro K1100M は MXM-A 型フォーム ファクターの GPU で、Quadro K1000M の後継に当たります。

VRAM は GDDR5 が採用されていてメモリー帯域幅の分パフォーマンスはそれなりに上がっています。

ともかく、このカードは Dell のカードで、VBIOS も当然 Dell のものが入っています。

前に Dell の VBIOS が入っている Quadro K2100M を 8560w につけてみたときは動きませんでしたが、これはどうでしょう?

組み替えて、電源を入れてみると・・・

2016年3月22日火曜日

HP EliteBook 8560w に Quadro FX 1800M を付ける【MXM ダウングレード】

HP EliteBook 8560w に 8540w 用の Quadro FX 1800M を付けたらどうなるか?という話です。

やってみた結果・・・

8540w と 8560w はヒートシンクの形はだいぶ違うのですが、その点では問題ないようでした。

電源を入れると、普通に Windows も起動して使えます。ただし、最初の時は Video Memory Management Internal なんとかかんとかで BSOD になりましたが、2 回目以降は大丈夫です。

VBIOS の互換性の謎

VBIOS を確認すると、70.15.43.00.02 というバージョンのようでした。MAXSUN というメーカーの PC についているモジュールも同じ VBIOS を使っているようです。この ROM 内部のメッセージを見てみると
GT215 P876 SKU 0501 MXM VGA BIOS
となっています。Quadro FX 1800M に限らず、NVIDIA の MXM モジュールの VBIOS には・・・
"MXM" と記されていない VBIOS ファイル (単に VGA BIOS とある)
"MXM" と記されている VBIOS (MXM VGA BIOS や MXM3.0 VGA BIOS とある)
そのほか (例えば NONE-MXM3.0 Support VGA BIOS など)

が存在しているようですが、その中でこれは "MXM" が付いているので MXM 規格的に互換性が高い実装なのかもしれません。ただの憶測ですが。

ドライバーのインストールとベンチマーク

それはともかく、.inf を加工しないとドライバーはインストールされませんので、やってからドライバー署名の強制を無効にしてインストールします。

普通にベンチマーク (3DMark Vantage) も走って問題なく使えそうな感じでした。

この Quadro FX 世代は DirectX 10.1 までの対応なので、3DMark 11 以降は実行できません。

ちなみに 8540w の初期装着モジュールで DirectX 11 に対応しているのは FirePro M5800 だけです。DirectX アプリケーションでも最速なのはこのカードみたいです。1 番安いモジュールが 1 番高性能っていうのがなんともあれなのですが、Maxwell より前の Quadro (Kepler 以前) は OpenGL に特化していたということなのでしょう。


2016年3月21日月曜日

HP EliteBook 8560w に Quadro K2100M を付ける

この機種は Quadro K2100M が使えることが知られています。

余ってるカードがあるので、試しにやってみました。

まずは分解・交換・組み立て。

8570w と同じです。過去記事に何度も書いてきましたので再掲はしません。

で、電源を入れたのですが・・・なんと画面が真っ暗なままです。

あれ・・・どうした・・・壊してしまったかな?と思ったのですが・・・

1 つ思い当たることがあるとすると・・・

2016年3月19日土曜日

【CPU 交換】Sandy Bridge を Ivy Bridge に交換して動くか?【HP EliteBook 8560w】

HP EliteBook 8560w は Sandy Bridge (第 2 世代 Core iX) の CPU を搭載している機種です。

この PC に Ivy Bridge (第 3 世代 Core iX) の CPU 乗せたらどうなるでしょうか?

今回検証に使う CPU はそれぞれ以下の通りです。
  • Core i7 2670QM (Sandy Bridge)
  • Core i7 3630QM (Ivy Bridge)
両方ともソケット・ピンの形状は同じで、ソケット側は FCPGA988、CPU 側ピンは rPGA988B です。

さて結果やいかに・・・

2016年3月5日土曜日

【液晶交換】HP EliteBook 8540w/8560w/8570w の液晶乗せ換えに関するメモ

ただのメモです。検証してませんのでご注意ください。

予備知識 MXM について

以下のいずれの機種も MXM 3.0 Type A の GPU を搭載しています。

MXM 3.0 では以下のディスプレイ出力が規格で定められています(ピンが割り当てられています)。

  • 1 つの アナログ VGA
  • 1 つの 24 bit デュアル リンク LVDS
  • 4 つのデュアル モード DisplayPort (HDMI/DVI サポート)

ただしモジュール側は、DisplayPort に関しては、2 つ以上持っていればいいことになっています。VGA と LVDS は必須です。

HP の ZBook 15 用 MXM モジュールの VBIOS は DisplayPort 出力しかサポートしていなかったりします。Dell の VBIOS に書き換えれば LVDS 出力もできるようになったりします。全部のモデルが eDP のためと思われます。

8540w

液晶は以下の種類がある。
  • HD (1366 x 768)
  • HD+ (1600 x 900)
  • FHD (1920 x 1080)
  • FHD DreamColor (1920 x 1080) 

マザーボードはいずれも共通で 50 pin 出力






LCD のピン数は・・・
  • HD は不明
  • HD+/FHD は 40 pin LVDS 入力
  • FHD DC は 50 pin LVDS 入力 + 20 pin バックライト入力 マザーボード出力と液晶の間にデコーダー基板あり
DC のピン数が多いのは 10 bit カラーに対応するためと思われる。
デコーダー基板までは DisplayPort のようです。
デコーダー基板には、STMicroelectronics 社製 STDP8028 という IC が乗っていて、ここで DisplayPort 信号を LVDS に変換しているらしい。
http://www.st.com/web/en/catalog/mmc/FM128/CL1746/SC991/PF217476

参考
http://forum.notebookreview.com/threads/m4600-ips-screen-corner-tint.595496/page-9

そのほか参考情報

K2100M在8560w上不能二次重启(黑屏),老大们懂这个不

[部件] 【原创】惠普DreamColor屏幕配套的解码板浅析

[部件] 【求助】8560w主板屏幕有两种接口吗? 

DC とノーマル液晶では違う部品がほかにもいろいろあるらしい。

8540w の FirePro M5800 の VBIOS 内部には以下のような記述があったりします。
https://www.techpowerup.com/vgabios/180377/180377.html
HP Versace MADISONXT DDR3 64Mx16 600E/800M MXM LVDS/eDP
eDP をサポートしているようです。

8560w/8570w

8540w の後継モデル。

  • HD はラインナップにない
  • マザーボード側コネクターの形状が違う

以外は基本的に同じのはず。
8540w のノーマル FHD 液晶を取り外して 8570w につけたりしてそのまま使えるらしい。

マザーボードは 50 pin 出力(全液晶共通)



マザーボード側コネクター(全液晶共通)




HD+/FHD (非 DC) 共通
40 pin LVDS コネクター 液晶側


同 ケーブル側




NVIDIA GPU 搭載時については・・・

  1. デスクトップ画面右クリック
  2. NVIDIA コントロール パネル
  3. システム トポロジ

で確認すると、LVDS 接続のノーマル FHD 液晶搭載時には、以下のようにアナログ VGA 接続されていることになっています。





DC 液晶搭載時には DisplayPort 接続と表示されます(コメントで教えていただきました)。

で、分解の必要な個所についてですが、HD+ を非 DC FHD に乗せ換える場合は、下半分を分解しなくても、液晶のベゼルを外して、中の液晶本体を外すだけで交換できます。ケーブルなど共通なので。バッテリーを外すのをお忘れなく。

その場合の手順は・・・
  1. ベゼル下半分 2 箇所にある目隠しを外す。接着されているだけです。で、ねじ 2 本を外す。
  2. こじ開けて外す。接着剤が固いかもしれません。
  3. ねじ 上 2 箇所、下 4 箇所を外す。
  4. 液晶パネルに接続されている 40 pin LVDS ケーブルを取り外す。
  5. 液晶パネル左右それぞれ 4 箇所合計 8 箇所のねじを取り外す。


非 DC を DC に交換する場合は、ケーブルや蝶番など多くの部品が違うので液晶モジュールを取り外す必要があります。

いずれにせよ手順・ねじの個所などはサービスマニュアルを参照いただくとして、特に難しい箇所はないかと。

以下に 8570w をノーマル液晶から DC 液晶に交換された方の記事があります。
https://mimoyan.wordpress.com/2016/02/09/30bit-color/

ZBook 15

上記 EliteBook 機種の後継モデル。FHD も含むどの液晶も内部接続が従来の LVDS から eDP に変わったので、8570w 以前のモデルとの使いまわしは基本的にはできない、と思われる。

が、FHD DreamColor に関しては 8570w 以前とどうやら同じで、デコーダー基板まで eDP、そこから LVDS っていうことらしい。

参考
https://www.laptopscreen.com/English/model/HP-Compaq/ZBOOK%2015%20SERIES/

ZBook 15 G2

今のところよく調べてません・・・

参考

2016年1月18日月曜日

HP EliteBook 8540w と 8560w の比較

比較すると、基本的には 8560w のほうが良くなっているのですが、すべての点で改良というわけではないようです。

HP EliteBook 8540w という古い PC のいいところ

この PC は 2010 年製、第 1 世代 Core i5/i7 プロセッサーで、製造から 5 年以上経過しています。

この機種の外観は古い時代の典型的な HP デザインで、後継の 8560w とは全く異なっています。

あくまでも好みですが、8560w のほうが外装のつなぎ目などが少なく、よりメタリックな感じがします。しかし 8540w のほうが見る角度によってはなんとなくスリムに見えます。

この機種は後継の 8560w などに比べると性能的にはかなり低いのですが、ひとつ前の 8530w だと MXM 2.x だったのに対して、8540w はギリギリで 8560w やその後継モデルなどと同じ MXM 3.0 MXM-A なので、新しい世代への GPU 乗せ換えができるという美点があります。

ただし、8560w ほど多くのモジュールに対する互換性はありません。たとえば、それらの機種で使える Quadro K2100M は使えません。個人的に確認した範囲では、8560w 用の Quadro 2000M が使えるようでした。他はまだ試していません。

この機種のほうが 8560w よりいい点をいくつか列挙してみると・・・
  • 8560w にはない音量調整ボタンがある。8560w はミュートだけ。
  • 8560w よりインジケーター LED の視認性が高い。
  • より普通っぽい配列のキーボード。ファンクションキーは 4 ごとに隙間がある。カーソルキーが大きい。

2016年1月15日金曜日

HP EliteBook 39.6 cm MXM-A の機種で使えるグラフィックカード一覧

39.6 cm 液晶ディスプレイのモデルでは、小型の MXM-A カードが装着できます。

なお過去記事で何度も書いてきましたが、物理的に装着できるからといって動作するとは限りません。多くの場合 VBIOS の互換性が問題になります。

以下の情報のほとんどは伝聞情報のため、正確性は未知数です。

通常の液晶ディスプレイでは使用できても、Dreamcolor 液晶ディスプレイ (10 bit) の場合、対応しないことがあります。

EliteBook 8540w

以下 4 カードは純正
  • NVS 5100M 
  • Quadro FX 880M
  • Quadro FX 1800M
  • FirePro M5800

以下非純正、伝聞情報です。
  • Quadro 2000M VBIOS 不明 
  • FirePro M4000 Dell モジュール HP VBIOS いろいろ問題があるそうです。

EliteBook 8560w

以下の 3 カードは純正
  • Quadro 1000M
  • Quadro 2000M
  • FirePro M5950

以下非純正、伝聞情報です。
  • Quadro K2100M VBIOS MSI 80.06.69.00.06
  • Quadro K2200M VBIOS ?

Elitebook 8570w

以下の 3 カードは純正
  • Quadro K1000M
  • Quadro K2000M
  • FirePro M4000 

以下非純正、一部伝聞情報です。
  • Quadro K2100M VBIOS Dell 80.06.61.00.08 非 DC ディスプレイで検証済み
  • Quadro K2200M VBIOS Dell 82.07.5F.00.09 非 DC ディスプレイで検証済み

2016年1月13日水曜日

HP EliteBook 8560w と 8570w の違いは?【よく似た数歳差の兄弟みたいなもの!】

HP EliteBook 8560w という 2011 年発売のノート PC と、その後継で 2012 年発売の 8570w というモデルはお互いに瓜二つといっていいほど、外観はよく似ています。

もちろん外観だけではなく、使用している部品にも結構共通部品があります。

後継モデル 8570w では何が違うのか、というと・・・

性能面

  • CPU が Sandy Bridge 世代から Ivy Bridge 世代に変更。
  • チップセットが新しい世代用に変更。
  • メモリーが DDR3 PC10600 から DDR3 PC12800 に変更。
  • 搭載グラフィックが DirectX 11 世代から DirectX 12 世代に変更。それに伴って DisplayPort も 1.2 対応。
  • Bluetooth が 2.1 から 4.0 に変更。
  • 一部のモデルは Windows 8 ライセンスで販売された。該当モデルでは BIOS にプロダクトキーが埋め込まれており、COA ステッカーの貼り付けがもともとない。マイクロソフトのサイトから Windows 8.1 をダウンロードしてインストールすれば、自動的にライセンス認証される。
  • Windows 10 用ドライバーが一部用意される。

機能面

  • HDD を取り外さずに SSD を増設できる mSATA スロットが搭載された。
  • バックライトキーボードの明るさが 2 段階に変更できるようになった。
  • 液晶バックライト照度制御用の周辺光センサーが廃止された。私見ですが、まったく役に立たないので気にしなくていいかと。
  • BIOS が新しい。

意匠面

  • キーボードのフォントは、8560w ではどことなしに Mac 風の中央に文字があるデザインだったが、8570w では若干左上に文字がある普通のデザインになった。また周辺光センサー非搭載のため、切り替えファンクション (f11) 廃止。
  • ディスプレイ背面の HP ロゴが光る制御がちょっと変わった。

2016年1月12日火曜日

HP EliteBook 8560w 8570w キーボードを外すのが固い【爪の位置は?】

という質問を YouTube の動画のコメント欄で受けたので、爪の位置がわかる動画を作りました。

この機種では、パームレストから生えている爪が、キーボードの爪穴には嵌められて固定されています。

爪穴はキーボード上部に 3 箇所、横部分に 4 箇所あります。

パームレストの爪は上部には 3 箇所あります。しかし、横部分に関しては、左右の横上の 1 箇所にしかありません。

それぞれの爪の位置

キーボード上部の爪は以下のキーの上部にあります。
  • f4
  • f9
  • delete

キーボード横上の爪の位置は以下のキーの横にあります。
  • pg dn と - の間
  • esc と ~ の間


2015年12月7日月曜日

HP EliteBook 8570w ビデオカード交換後の組み立て

  1. カードを装着しねじ 2 個を装着し締める。
  2. ヒートシンクから既存のグリスを除去の上、新しいグリスを塗布して装着し、トルクスねじを締める。そしてファンのねじを装着し、コネクターを接続する。
  3. パームレストを装着する。液晶ディスプレイの角度によっては入りずらいので工夫する。5 か所のコネクターを接続し、パームレスト用のねじを元通りに装着し締める。ねじのサイズに注意する。
  4. キーボードのコネクター 2 箇所 (バックライトキーボードは 3) を接続し、キーボードをはめ込む。そして裏側のキーボード固定ねじ 3 箇所を締める。
  5. 光学ドライブを装着し、光学ドライブ固定ねじ 1 箇所を締める。
  6. HDD を装着し、キャディ 3 箇所とふたとなっているスマートカードリーダー 2 箇所のねじを締める。
  7. サービスドアを閉め、バッテリーを装着する。サービスドアとバッテリー用の爪をロック位置にしておく。

動画












後はアナログ VGA モニターを接続し、電源を入れ、下準備しておいた USB ディスク上の FreeDOS 環境から NVFlash を起動し、VBIOS を書き換えれば完了となります。

画像


2015年12月6日日曜日

HP EliteBook 8570w MXM ビデオカードの交換方法 分解

用意するもの

  • 一般的なプラスねじドライバー
  • トルクスねじドライバー
  • 熱伝導グリス

あればよいもの


  • サービスマニュアル
  • サービスマニュアルを見れる環境
  • キーボードこじ開け用のクレジットカードなど

8560w などの似たような機種の分解方法もほぼ同じですが、念のためその機種用のもので確認したほうがいいでしょう。サービスマニュアルへのリンク集は過去記事にあります。

なお、サービスマニュアルの図は一部ねじの個所など違っていることもありますので、自分で臨機応変に対応しましょう。

実践

電源を切り、バッテリーを外し、サービスドアを開けます。



光学ドライブを外します。



HDD を外します。

キーボードを外します。方法は動画、またはこの記事を参照してください。



外れたら、キーボードの穴から見える 5 か所のコネクター(パームレストから生えている)を外しておきます。

次はパームレストのねじを外します。本体にねじの本数が種類ごとに刻印されています。ねじのサイズはそれぞれの個所ごとに違うので絶対に混合しないよう注意して保管します。

以下の 4 か所にあります。

光学ドライブベイの下に 3 個
バッテリーの下に 4 個・・・だったかな?
すでに見えている 4 個と、HDD の下にある 6 個 (同じ種類のねじは 6 個ですが、外すのは 5 箇所でいいらしい。紛らわしいので自分は全部外しました)

次にパームレストを持ち上げて外します。そんなに固くないはずですが爪で固定されているのでこじ開けていきます。



これでマザーボードがほぼ完全に見えました。あとは難しいところはありません。

まずはファン (CPU GPU 共用) のコネクターを外しておきます。そしてファン付近にあるねじ 2 個を外しておきます。そしてヒートシンクのねじ 8 箇所を緩めます(外す必要なし)。

次にヒートシンクを持ち上げます。持ち上げる向き・箇所によっては引っかかるので慎重に行います。ヒートシンクに熱伝導パッドがついてくることがありますのでなくさないように注意します。



これでビデオカードが完全に見えました。ビデオカードのねじ 2 個を外します。持ち上げて引き抜きます。

外したカードからブラケットを外します。




そして取り付ける Quadro K2100M にもともとついているブラケットを外し、先ほど外したブラケットを取り付けます。

それと外したカードまたは本体に熱伝導パッドがついているので、これを新しいカードの似たような位置に貼り付けます。ヒートシンクに熱伝導パッドがついている場合はそれも新しいカードに貼り付けます。



ヒートシンクを元通りにつける前に、ヒートシンクと CPU、GPU 両方についている熱伝導グリスを除去し、新しいグリスを塗布しておきます。
後は元通り組み立てていくだけです。分解・組み立て動画のプレイリストを公開していますので必要に応じて視聴してください。

画像



2015年11月30日月曜日

HP EliteBook 8570w mSATA スロットに SSD を増設する方法

mSATA スロットに SSD を増設する

8570w 8770w などには mSATA スロットが搭載されており、2.5 型 HDD を残したまま SSD を増設できます。

下の画像は 8570w 底面のサービスドアを開けた様子です。MSATA と記載されているところが mSATA スロットです。




WWAN スロットに mSATA の SSD を装着できる?


上の画像で WWAN と書いてある空きスロットは WWAN (ワイヤレス WAN) 専用の mini PCI Express (mini PCIe) スロットです。

 mSATA と mini PCIe はお互いに物理的形状(フォームファクター)は同じですが、電気的には全く互換性がありません。

したがって、このスロットに mSATA SSD を物理的に差すことはできますが、作動しません。

また、HP のほとんどの ノート PC は WLAN (ワイヤレス LAN) 、WWAN スロットの両方に関して BIOS にホワイトリストを記憶しており、それ以外を装着しても起動しないようになっています。

mSATA スロット用のパターンがあるものの、スロットは実装されていない機種

8560w、8760w などのマザーボードには mSATA 用のパターンが存在していますが、スロットは実装されていません。

なお、ここのサイトのようにスロットをはんだ付けして実装するという改造をしているユーザーもいるようですが、とてもリスクフルなので素直にあきらめたほうが無難だと思います。