MXM 規格では、ソフトウェアに関しても相互接続性を持つように標準化されています。
規格に準拠したプラットフォーム・モジュール間であれば、ソフトウェアインターフェイスも標準化されているため、どんな組み合わせであれ正常に動作するはずです。
実際にはこのソフトウェアに関して互換性の低い実装がされているモジュールが多いのが実態ですので、買うときは注意する必要があります。
では見ていきましょう。
といってもこれは無料で見られる概略版ですから大したことは書いていません。あくまでもコンセプトのみです。
MXM-SIS (System Information Structure)
MXM 規格では、MXM スロットを持った PC などのプラットフォームは MXM-SIS (System Information Structure) という情報を必ず持つことになっています。
この MXM-SIS は一般的にはシステムの BIOS (SBIOS) に格納されています。別途専用の ROM チップに格納されているようなこともあるかもしれません。
この MXM-SIS とはシステムのプライマリーディスプレイ、外部ディスプレイの種類・数、許容消費電力などといった PC の仕様として変化しない静的な情報のバイナリーの集合です。
MXM モジュールのソフトウェア (VBIOS) はこの MXM-SIS を読み取って、モジュールがプラットフォームに合わせた動作をするように規定されています。
MXM の利点
利点は要するに、MXM 以外のシステムではビデオカードとプラットフォームが変わるたびにそれぞれのソフトウェアを開発しなおさなければならなかったのが、MXM では一度きりで済む、などです。
2.1 からの変更点など
前バージョンからの変更点についても解説されています。一般消費者が知っていてもしょうがないことなので省きますが、興味のある人は見てください。
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