解像度的に大きな不満はありませんでしたが、やっぱり 4K がいいと思ったので、4K パネルに乗せ換えることにしました。
そもそも乗せ換えできるのか?
現在搭載されている液晶パネルは、シャープの LQ156Z1JW02 です。デルのパーツ番号は JJ74H。
つまり、本体側マザーボードには 40 pin eDP コネクターが搭載されています。搭載されていたマザーボードの品番は WNW0H です。
一方、M4800 の 4K モデル用の液晶は、シャープの LQ156D1JW02 です。デルのパーツ番号は 71YHK。
乗せ換えできるかどうかは事前にはわかりませんでした。しかし、どちらの液晶も外形やねじの位置などよく似ているように思えたので、やってみることにしました。液晶はそんなに高くはないので、失敗してもいいやって感じです。
購入
液晶パネルはどこから買おうか迷いました。
まずは、アメリカでラップトップ用パーツをネット販売しているストアをいろいろ見てみましたが、このパネルは販売価格のばらつきが非常に多く、30 ドル程度のところもあれば、300 ドル程度と高価な店もあり、大体 100 ドル未満のところが多いものの、安い店はほとんどが売り切れ、といった状況でした。
一方、中国のタオバオでも LQ156D1JW02A は結構安い値段で売られているようでした。いろいろ検討してみましたが、今回乗せ換える液晶は結局、中国のタオバオで購入することにしました。
というわけで、YOYBUY.COM という前に利用したことのあるタオバオ代行業者に見積もりを請求してみました。帰ってきた返事は、掲載の価格はパネルのモデルによって違うらしく、このパネルの価格は表示価格よりもだいぶ高いようでしたが、そんなに高いものでもないので買うことにしました。
払ったのは、62.30 ドルです。中国国内送料が 3.77 ドルかかったので、合計 66.07 ドルになりました。これに日本への送料がかかります。今回はいくつかのアイテム (新型 GeForce GTX 965M の MXM など) も同梱したので、このパネルに対してかかった正確な送料は不明です。
まあ、総費用は 1 万円で十分おつりがくるぐらいということです。
液晶パネル
上から見た形はほぼ同じです。基盤の色・部品がちょっと違います。しかしねじの位置は同じです。
QHD+ (保護シールを一部除去済み)
UHD
40 pin eDP コネクターも同じです。
上の QHD+ パネルに比べると下の UHD パネルはいくらか薄いです。
そのためか、組み立てるとベゼルとパネルの間にごくわずかな余裕ができます。しかし、それを知っていなければまず気づかないようなものです。
8540w などの LG 製 FHD パネルはかなり分厚い作りでしたし、基盤も大きなものでした。今回の IGZO 液晶はその 4 倍の画素数がありながらこの薄さはすごいと思います。基盤も随分とコンパクトです。
分解
分解マニュアル通りに分解していきます。
- 電源・バッテリーを外す。
- 液晶ベゼルを外す。
- ねじを外す。
- eDP コネクターのロックを持ち上げて外し、ケーブルを引き抜く。
- これと逆に組み立てる。
カバー、ケーブルには "QHD+" などと記されたシールが貼ってありましたが、問題なく 4K パネルに適合してくれました。すべて元の部品をそのまま使用。つまり液晶パネル以外なにも交換していません。
あとは元通り組み立てて電源を入れるだけです。
両方とも話題のシャープ製 IGZO 液晶ですが、単に解像度が違うだけではなく、発色も大幅によくなり見やすくなりました。
注意
もともと LVDS 液晶 (旧型 HD/FHD パネル) が搭載されているモデル、つまりもともと LVDS コネクターのマザーボードが搭載されているモデルの場合、QHD+ や UHD パネルに交換することはできません。
新型 HD/FHD パネル (eDP 接続) が搭載されている後期型 M4800 の場合はどうなのか知りません。ただもし可能だったとしても、ケーブル、カバー、ベゼルなども変える必要がある可能性が高いと思います(調べてません)。
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