2016年10月17日月曜日

Wi-Fi & Bluetooth コンボのモジュールは Bluetooth の通信距離が長い?

Bluetooth の飛距離に関するお話です。

最近、Wi-Fi と Bluetooth 一体型の無線 LAN モジュールを搭載している PC が多いですよね。たとえばインテルの Dual Band Wireless-AC 8260 とかです。

無線 LAN と Bluetooth が一体になるということは、単に安上がりで省スペースというメリットはもとより、Bluetooth の飛距離・通信品質が圧倒的に良好だというメリットがあるように思いました。

というのも・・・

前のラップトップはひどかった

前に HP の 8570w というラップトップを使っていたのですが、この機種は Wi-Fi と Bluetooth で別々のモジュールを搭載していました。



で、無線 LAN のほうは大きなアンテナが搭載されていて飛距離も問題なかったのですが、Bluetooth のほうは Broadcom のアンテナが基盤についている内臓品で、筐体が金属製ということもあり、とんでもなく通信品質が悪かったです。

ここで記事にしています。

ちなみに、Bluetooth の出力クラスには 3 つありますが、そのモジュールは最高の Class 1 でその有様なので、単に設計が悪いというよりありません。

  • クラス 出力 到達距離
  • Class 1 100mW 100m
  • Class 2 2.5mW 10m
  • Class 3 1mW 1m


今使っているラップトップ

現在使っているラップトップは、デルの Precision M4800 という機種です。

この機種も、筐体はほぼ全面が金属製です。つまり筐体の条件的には多分 8570w とかと同じようなものでしょう。

で、刺さっているモジュールは、Dell Wireless 1550 (Broadcom 製) という Wi-Fi + Bluetooth 一体型カードです。アンテナは 2 本で、Wi-Fi と Bluetooth で共有のようです。

このカードの Bluetooth はどれぐらい飛ぶのかな?と興味があったので、ヘッドセットをつけて家の中を歩いてみることにしました。



再生したのは YouTube の音楽です。

PC は 2 階の端の部屋に置きました。


どれぐらい届くかな?

思ったより良く届きます。

隣の部屋でも普通に使えます。8570w だと 30 cm も離れれば厳しかったことを考えると雲泥の差です。Wi-Fi 用の大きなアンテナのおかげでしょう。

さすがに、隣の隣だと通信品質がいまいち安定してくれませんでした。止まっている分には問題ないのですが、歩いたりすると時々止まることがありました。

1 階でも真下では普通に使えました。

ただ、Wi-Fi 程の飛距離はないようでした。1 階では真下あたりでは十分使えるものの、離れていくと途切れるようになりました。

静止時には途切れなくても、歩いただけで途切れるたりします。

これなら専用機を使うワイヤレスのヘッドホンはわざわざいらないかなってぐらいです。



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