2016年10月14日金曜日

GeForce GTX 1070/1080 (Pascal) は MXM 版もある?

2016 年に登場したばかりの NVIDIA の最新アーキテクチャー Pascal ですが、どうやらこの Pascal でも、ラップトップ用に MXM (Mobile PCI Express Module 交換可能な GPU の規格) モジュールが供給されるようです。

なお、従来の 900 番台まで、モバイル版 GPU の型番には "M" がつきましたが、Pascal からはモバイル版でもつかなくなったようです。

GeForce GTX 1070

EUROCOM というアメリカのラップトップ屋の YouTube チャンネルで、お披露目されています。



このカードは一見、MXM Type B 型に見えますが、残念ながら微妙に横にはみ出ています。

コネクターやねじの位置などは MXM 規格をベースにしているようですが、基盤は規格のサイズよりも大きいため、既存のラップトップは物理的に適合しない機種が多いでしょうね。ラップトップはスペースに余裕のない機種も多いですから。

チップには QUAL SAMPLE と書いてあるので、エンジニアリング サンプル品のようなものなのでしょう。

そのほかの既存のラップトップとの互換性などはどうなんでしょうね。推定するすべもありませんが、古の LVDS 接続の液晶なんかだと真っ暗だったりしてもおかしくないと思います。

なお、性能は GTX 980M を大きく上回るそうです。Maxwell (900 番台以前) から Pascal (1000 番台) への性能向上は非常に大きいようですね。

進化が停滞しているインテルなどの CPU とは違い、GPU は爆発的に性能が進化していて頼もしい話ですが、購入者からすると自分のものがすぐに陳腐化してしまうという面もあって悩ましいところです。大雑把な話、CPU だと、はっきり言って 4 世代前の Ivy Bridge でも大して性能的に差はない感じですけど、GPU だと 1 世代で倍になるぐらいですので。


もうひとつの GTX 1070

こちらのサイトでも紹介されています。カードの外観は上とはかなり違う感じです。
http://videocardz.com/62955/clevo-preparing-p870dm3-g-a-dual-geforce-gtx-1080-gaming-laptop

コネクターは MXM っぽい感じですが、カードのサイズはより大きく、またねじの位置まで MXM 規格とは違っているように見えます。

おまけに補助電源コネクターまで搭載してます。

普通のラップトップにつけられる可能性は低そうです。

特定のプラットフォーム専用部品でしょう。

aetina のサイトに GTX 1060 登場

M3N1060-MN という GeForce GTX 1060 のカードが掲載されてます。

上に紹介したものとは違い、MXM 規格通りのフォーム ファクターになっているようです。

aetina 社は、台湾の会社で、2012 年に Innodisk Corporation の子会社として設立された会社らしい。
http://www.aetina.com.tw/products-detail.php?i=86

http://www.aetina.com.tw/wp-content/uploads/2016/10/eDM-2/index.html

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