2016年2月7日日曜日

HP EliteBook 8540w に FirePro M4000 を装着してみた結果【ROMless カードをつけると・・・?】

HP EliteBook 8540w は第 1 世代の Core i7/5 プロセッサーが搭載された大体 5 世代ぐらい前のモデルになります。

この機種は、現在でも最新世代の GPU で使われ続けている MXM 3.0 Type-A (MXM-A) 型のスロットを持っている最初の世代のモデルです。ひとつ前の世代の 8530w では MXM 2.1 型なので新しいカードとは互換性がありませんが、8540w なら物理的には最新の Quadro M2000M も装着することができます。

ただ、困ったことにこの 8540w は同世代の大型モデル 8740w や後継の 8560w/8760w などとは MXM 周りの実装が違っているようで、8540w に装着して動作するカードは極めて限られています。

どういうわけか大きさ以外はそっくりの 8740w ではいろいろなカードに対する互換性があるのですが、それの小型モデルである 8540w はそうではないという迷惑?な仕様になっています。

ただ、純正以外は一切使えないかというとそうでもなく、一応以下の 2 カードは使えるようです。
  • Quadro 2000M 
  • FirePro M4000 
ただし、このうち FirePro M4000 に関しては注意点があり、それは Dell のモジュールでないといけないということです。HP のモジュールは動作に必要なファームウェアが格納されている VBIOS ROM チップを搭載していない ROMless モジュールなので、本来の組み合わせ以外では一切動作しません。

ROMless モジュールを 8540w につけてみたら・・・

というわけで前置きが長くなりましたが、今回はその FirePro M4000 ROMless モジュールをつけてみたらどうなったか?という結果報告です。


電源を入れると普通に起動しますが、画面は真っ暗なままです。

そして普通にインストールされている Windows 10 が立ち上がろうとしますが、途中からだんだんとファンの回転が上がっていき、自動的に電源が落ちてしまいます。

まあ、動作しないことはあらかじめわかってるわけですからどうってことはないのですが、ちょっと面白いのは、Quadro K1100M や Quadro K2100M をつけたときには一瞬で電源が落ちてしまうわけですが、この ROMless FirePro M4000 は少しの間だけ GPU 以外の部分は普通に動作するということです。何の違いがあるんでしょうね。

Quadro K2100M と Quadro K1100M をつけたときの動画

どちらも本当に一瞬で電源が落ちてしまいます。



2016年2月6日土曜日

【Windows 10】休止状態(ハイバネーション)を使えるように設定する方法

Windows 10 の初期設定ではスリープはもちろん使えますが、休止状態(ハイバネーション)は使えないようになっているようです。

別にサポートされなくなったわけではなく、設定を変えれば即使えるようにはなります。

しかし設定は何気にわかりにくいところにあったりします。


休止状態とスリープの違い

念のために説明しておくと、休止状態というのはスリープと違って物理メモリ上のデータをハードディスク上に保存したうえ、シャットダウンした時と同じ電源状態にしてしまうことです。休止状態から再開すると開いていたプログラムなどはそのままの状態で再開できます。

スリープは高速ですが、物理メモリ上にデータが存在するためバッテリーがなくなると最初から起動するのと同じことになります。

休止状態はスリープと比べるとハードディスクに状態を保存するのに少し時間がかかりますが、普通にシャットダウンしたのと同じ状態にできるというのが利点です。消費電力が少ないという利点以外にも、バッテリーを交換したり、ファンを掃除するために分解したりするときにも便利です。ちなみに、メモリなどのハードウェア構成を変更したりすると再開できなくなるようです。その場合は自動的に普通に起動しようとしてくれます。

設定方法

まずは、画面右下の通知領域にあるバッテリーアイコンを右クリックし、電源オプションを選択します。

ここがわかりにくい点です。
カバーを閉じたときの動作の選択をクリックします。
ここから休止状態の設定ができると気付ける人はあまりいないと思います。

現在利用可能でない設定を変更しますをクリックしてからでないと、変更できませんのでクリックしておきます。

上のほうにあるこれのことです。

下にある休止状態にチェックして変更の保存をクリックすれば即使えるようになります。スタートメニューの電源を押して確認してみましょう。

2016年2月5日金曜日

【Windows 10】液晶を閉じた際にスリープしないようにする

ちょっと持ち歩きたいだけなのに、液晶を閉じるたびに自動的にスリープされると迷惑です。

いちいち、パスワードを入れなおさないといけないですし。

初期設定だと閉じるとスリープする設定になっています。

そこで、液晶を閉じても何もしないように設定しましょう。

設定方法

まずは、画面右下の通知領域にあるバッテリーアイコンを右クリックし、電源オプションを選択します。

次に、プラン設定の変更をクリックします。

詳細な電源設定の変更を選択します。

電源ボタンとカバー
カバーを閉じたときの操作
両方とも何もしないにすれば完了です。

2016年2月4日木曜日

【Windows 10】UEFI モードに切り替えてインストールしたけどレガシーになってる【何故?】

この前、SSHD へ交換した HP EliteBook 8570w に Windows 10 を UEFI モードでインストールしようと思いました。

BIOS の初期設定では従来方式の "Legacy" になっています。

Boot Mode の選択肢には 3 つあります。
  • Legacy
  • UEFI Hybrid (With CSM)
  • UEFI Native (Without CSM)

この中から UEFI Hybrid (With CSM) に切り替えてクリーン インストールしてみました。


あれ、変わらない・・・?

インストールは普通に終了しましたが、なんか起動自体はあんまり変わらないかな?と思いながらも、普通に使っていましたが、Windows のシステム情報で確認すると BIOS Mode が Legacy になっています。どうやら従来方式でインストールされてしまったようです。


BIOS 設定画面にあった CSM というのは "Compatibility Support Module" の略で、従来の MBR ブートや、そのほかレガシーなデバイスとの互換性を維持するモードのようです。

UEFI モードでインストールする場合、これはオフにしなければならないようです。

というわけなので、Windows 10 を UEFI モードでインストールしたい場合、Without CSM を選択しなければならないようですね。

2016年2月3日水曜日

HP EliteBook 8540w を Windows 10 にアップグレードする

今更ながらやってみました。

今回の計画は・・・
  • あまり使っていない 8540w に Windows 10 をインストールする。
  • もともとの OS は Windows 7 Professional 32 bit だったのを Windows 10 Pro 64 bit をインストールする。
  • アップグレードも可能だったが、いろんなごみが残るのもあれだし、64 bit 化もしたい。bit 数変更にはクリーン インストールするしかない。
  • それに伴って、ドライバーなどは全部入れ直しになるがあえてそれもやってみようと。

実践

というわけなのでさっそく取り掛かります。
初めに、BIOS が最新でないなら最新にしておきましょう。
マイクロソフトのサイトから Windows 10 インストール メディア作成キットをダウンロードします。https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
次に、それを実行して、Windows 10 インストール メディアを作成します。当方は 8 GB USB フラッシュメモリーを使いました。
普通に再起動します。f9 キーを押して起動デバイスとしてさっき作成した USB メモリーを選択。
普通に起動するので、進んでいきます。

「プロダクト キーがありません」を選択します。後からでも入力できます。もし一度でも Windows 10 をインストールしたことがあるなら、インターネットに接続すると自動的に認証されます。したことがないなら、インストール完了後に Windows 7 のプロダクトキーを入力すると認証されます。ただし、これについては後から Windows 7 に戻す場合についてはちょっと問題があるので、できれば前者の方法でやったほうが無難です。たとえクリーン インストールする場合でも、一度は前者の方法でやっといたほうがいいかもしれません。

元が Windows 7 Professional なので、Pro を選択。

適当に進んでいきましょう。

これはちょっとわかりにくいですが、下のカスタムを選択します。アップグレードではクリーン インストールはできません。

今回は、全部まっさらにしてインストールするので、フォーマットします。ドライブを選択してインストール開始。

始まりました。30 分ぐらいかかると思ったほうがいいでしょう。

完了したら適当に進んでいきます。簡単設定はろくでもないものばっかりなので手動で全部オフにしましょう。




私が所有しています。何が違うのかはわかりません。

Microsoft アカウントは持ってるなら設定してもいいでしょうがスキップ可能です。

PIN も後からでいいでしょう。

Cortana はプライバシーが怖いのであとから設定にして無効にしておきました。

Just a moment...

完了

そのままでもドライバーはいくつか当たっていますが、当たっていないものも多いので手動で当てていきます。

インストールするドライバー

とりあえず Synaptics のドライバーが当たっていないと使えません。デフォルトのドライバーだと明らかに挙動がおかしくまともに操作できません。HP のサイトから Windows 7 64 bit 用のものを拾ってきてインストールしましょう。

次にインストールしたいのがホットキーのドライバー (fn キーと f キーで画面の明るさとかを操作する機能) です。これはなんと HP のサイトには 8540w 用がなぜか存在していません。困り果てたのですが、代わりに 8560w 用などが使えるかも?と思い、試しにインストールしてみたらそのまま使えました。のでそれを拾ってきてインストールしたらいいでしょう。

これぐらいかな?

2016年2月2日火曜日

Maxthon というブラウザーからアクセスがあった【珍しいブラウザー】

Blogger のアクセス統計機能で、このブログにアクセス頂いた方々のブラウザーを見てみると、多い順から・・・
Chrome
Firefox
Internet Explorer
Safari
Mobile Safari
と続くのですが、その下に "Maxthon" という知らないブラウザーが載っていました。


調べてみるとどうやらこの Maxthon というブラウザーは中国で行われているインターネット検閲(金盾 きんじゅん)を回避する機能を持っているのが特徴のブラウザーのようなのです。なるほど、ということは中国の方・・・なのかな?

こんなブラウザーがあるなんて知りませんでしたが、上記のような事情もあって中国国内では人気が高いとのことで・・・

ちなみに Maxthon は「マクストン」と読んでおけばいいようです。開発元は北京にある Maxthon International とのこと。

公式サイトはこちら

ウィキペディア

2016年2月1日月曜日

"GPU-Z" の使い方・見方【全部日本語で完全解説】

PC に装着されているグラフィックス モジュールの仕様・動作クロック・温度などを表示してくれるユーティリティ "GPU-Z" を紹介してみようかと・・・

自分も全部理解しているわけではないので間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。

このソフトは無料で TechPowerUp というサイトからダウンロードできます。個人使用・商用使用とも可能とされています。


動作要件

  • NVIDIA、AMD (旧 ATI 含む)、Intel の GPU に対応
  • Windows XP / Vista / Windows 7 / Windows 8 / Windows 10 (いずれも 32/64 bit 両方対応)
  • インストールは不要だが、希望すればインストールも可能

主な機能を摘要してみると・・・

  • GPU の名前、デバイス ID、対応機能、発表日などを表示
  • GPU とビデオメモリーの動作クロックを表示
  • GPU の対応している DirectX バージョン、搭載メモリー容量・種類・帯域幅、シェーダー数などを表示
  • PCI Express の動作状態を表示
  • GPU の BIOS (VBIOS、VGA BIOS ともいう) バージョンを表示
  • VBIOS のバックアップ機能を搭載

使ってみる

インストールは簡単で、即使えました。管理者権限が必要で要求されます。

左は AMD FirePro M4000、右は NVIDIA Quadro K2200M という GPU を搭載している状態で表示している状態です。
Quadro K2200M は、最後に "M" とついている通り、モバイル用の GPU です。これのデスクトップ版が Quadro K2200 です。モバイル版の性能はデスクトップ版の約半分ぐらいってところでしょうか。



Graphics Card タブを一番上から見ていくと・・・


  1. Name GPU の名前です。インストールされているデバイス ドライバーのバージョンによっては正しく表示されないこともありました。
  2. Lookup ボタン GPU の情報を TechPowerUp のサイトで検索します。ほとんどの場合は見つかると思いますが、新しいカードで登録されていない場合は見つからないことも?
  3. GPU コードネームです。このカードでは PCI デバイス ID と同じです。
  4. Revision 小変更。微妙に改良されたりして変更されることがあるそうです。特に気にする必要はなさそう。
  5. Technology 半導体チップ製造のプロセス。一般的にこの数字が小さいほどより高度な技術で作られた最新の製品といっていいでしょう。製造プロセスが微細だと、同じサイズの集積回路でもより高度な機能を詰め込むことができ、消費電力が少ないとかの利点があるそうです。
  6. Die Size 半導体チップの面積。
  7. Release Date 製品発表日。正しいとは限らないようで、間違ってたら GPU-Z サポートフォーラムに書き込んでくれ!と書いてあります。
  8. Transistors 半導体チップのトランジスター数。
  9. BIOS Version VBIOS のバージョン。
  10. BIOS Version の隣にあるアイコンをクリックすると、VBIOS をファイルとして保存することができます。また、TechPowerUp のオンラインデータベースに自分の VBIOS を登録することもできます。
  11. UEFI チェックがあれば VBIOS は UEFI をサポートしています。何に関係するのかというと、PC を UEFI モードで使用する場合で、Secure Boot または Fast Boot を使用する場合は、VBIOS が UEFI をサポートしていることが必要なようです。
  12. Device ID PCI ベンダー ID とデバイス ID という識別情報です。
  13. Subvendor MSI や ASUS などといった、グラフィックス カードのメーカーです。0000 のままで、登録されていないカードもあります。また、カードのメーカーが NVIDIA や AMD などから供給される VBIOS に変更を加えずそのまま適用している場合、NVIDIA や AMD と表示されるかもしてない、とのこと。
  14. ROPs/TMUs Render Output Pipelines と Texture Mapping Unit という集積回路の要素の数を表示しているようです。多いほど高性能。
  15. Bus Interface @ の前は PC とカードの両方が対応している最高速度で、@ の後が現在動作している速度のようです。節電のため速度が自動的に下がるようになっているものがほとんどだと思います。
  16. Shaders シェーダーという GPU 内部の集積回路の要素の数のようです。多いほど高性能。
  17. DirectX Support 対応している DirectX のバージョン。
  18. Pixel Fillrate ピクセル・フィルレートというグラフィックスの性能を表すのによく使われる数値のようです。1 秒間あたりに表示できるピクセル数ってことでいいのかな?多いほど高性能。
  19. Texture Fillrate 多いほど高性能。
  20. Memory Type グラフィックス カードに搭載されているメモリーの種類とメーカー。DDR3 は低速だけど低コスト。GDDR5 は高速だけど高コスト。古いカードなら GDDR3 とかもあるかも。
  21. Bus Width グラフィックス カードに搭載されているメモリーのバス幅。単純に倍になれば速度も倍になるはず。
  22. Memory Size グラフィックス カードに搭載されているメモリーの容量。
  23. Bandwidth メモリーの帯域幅。メモリーの種類 * バス幅 * メモリークロックで求められる。
  24. Driver Version インストールされているグラフィックス ドライバーのバージョン。
  25. GPU Clock 動作クロック。何もしていないなら下と同じはず。オーバークロックすると変わる。Boost は自動オーバークロック?
  26. Default Clock 工場出荷時のクロック。
  27. NVIDIA SLI GPU を複数接続する NVIDIA SLI が有効になっているかどうか。
  28. Computing そのほかの対応している機能。CUDA と PhysX は NVIDIA 独自の拡張なので NVIDIA のカードしか対応してません。

Sensors タブ

現在の動作クロックや温度などが表示されます。カードによって表示される項目はまちまちです。


多くのカードで表示される代表的なものを紹介すると・・・
  1. GPU Core Clock 現在の動作クロック。ほとんどのカードではアイドル時には節電のため低いクロックで動作するはずです。
  2. GPU Memory Clock 搭載しているメモリーの動作クロック。ほとんどのカードではアイドル時には節電のため低いクロックで動作するはずです。
  3. GPU Temperature 温度センサーの温度。
  4. Memory Used VRAM 使用量。
  5. GPU Load GPU 負荷。
  6. Memory Controller Load メモリー コントローラーの負荷。
  7. Video Engine Load H.264 などの動画を再生支援してくれるデコーダーの負荷。
  8. Bus Interface Load PCI Express バスの使用率。
  9. PerfCap Reason (Performance Capped Reason) パフォーマンス制限理由。Util なら GPU なら余り負荷がかかっておらず余裕があるという意味になる。アイドル時はこうなってるはず。ゲームなどで負荷がかかると何も表示されなくなる。Pwr なら消費電力の制限、Thrm なら熱、VRel、VOp なら電圧。
  10. VDDC 電圧。

Validation タブ

バグレポートとかを送れます。当然英語がいいでしょう。