2016年6月8日水曜日

Dell のノート PC で液晶の明るさが表示内容によって変わるのはなぜ?【"CABC" 機能について】

Dell の一部ノート PC には、CABC (Content Adaptive Brightness Control) という、表示内容によって動的に液晶バックライトの明るさを制御する仕組みが搭載されています。

その機種とは、例えば XPS 13 などがありますが、ほかにも多くの機種に採用されています。
Dell Issues Patch For Content Adaptive Brightness Control On The XPS 13 by Brett Howse on December 21, 2015 8:00 AM EST

この機能は簡単に言うと、明るい真っ白な画面表示になったら液晶の明るさを瞬時に少し暗くして、反対に黒の多いくらい表示内容になったら瞬時に明るさを上げる・・・といった機能です。

画面に表示される内容によってバックライトが制御させるという点に特徴があります。周辺の明るさに合わせてバックライト輝度を制御する周辺光センサーによる制御とは根本的に異なります。

この機能はバッテリーの節約を目的にしているそうです。しかし、バックライト輝度が表示内容に合わせて目まぐるしく変わるのは非常に目障りです。では、これを無効にする方法はあるのでしょうか?

これはある場合とない場合があります。機種によっては、公式サイトでパッチが配布されていますので、それを利用すればいいでしょう。

下の T3 の記事によると、この機能は BIOS レベルでの実装ということだそうですので、Dell が手段を用意してくれない機種の場合は難しいようです。

MXM グラフィックス カード交換と CABC

ところで、この CABC はどうやら VBIOS の機能の場合があるようです。というのも、Dell の VBIOS (80.06.61.00.08) を持った Quadro K2100M を HP EliteBook 8570w に装着した際、同様のバックライト輝度制御が発現したからです。

解決するには、MSI の VBIOS に書き換えるとかするよりないようです。

ということは、Dell の PC でも、ほかのメーカーの VBIOS に書き換えれば CABC を無効化できる可能性もあるかもしれません。二度と動かなくなる可能性もあるのでお勧めできませんが・・・

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